保育について思うこと

こんにちは、会計士母ちゃんです。

昨年挑戦していた保育士試験の合格通知書が届きました。実技ぼろぼろでしたが、本当にすれすれで合格してました。あの緊張をもう一度するのはちょっとしんどかったので、良かったです。実技はボロボロすれすれなので、対策について有用なことを記事にできません…すみません。

なので、今日は息子を0歳の早めの時期から保育園でお世話になったことについて書きたいと思います。育児は時代や環境によってベストなものは違うだろうし、そもそも正解があるのかないのかさえ分からないため、下に記載していることは一つの意見に過ぎず、参考程度でお読みいただけると幸いです。息子が大きくなったときに、預けるに至った経緯、気持ちや考えを忘れずに伝えるためにブログに残しておきたく記事にしました。

まず預ける経緯としては、遅かれ早かれ仕事には復帰したいと考えていたため、今お世話になっている保育園の入園希望を妊娠中に出していました。なぜその保育園に入園希望を出したかというと立地や建物の清潔さもありますが、何より母の同級生の奥様が創立メンバーのお一人であったこと、今の保育園の姉妹園が古くから地元で低齢時保育しており悪いうわさも聞いたことがなかったため、信頼のおける保育園だと認識していました。縁あって、短時間であれば預かってくださることになり、まずは席だけでも確保したいと入園に至りました。1月生まれの息子は入園の4月時点ではまだ2ヶ月半で、首も座っていないときでした。最初は3ヶ月にも満たない我が子を預けるのは可哀そうかなという気持ちの方が強く、週に2回でお願いしました。少ない日数ながらにも、保育園の先生や保育環境について知るにつれ、むしろ息子にとっては毎日保育園に行く方が良いと思うに至りました。

何が良いかというと、一つは生活のリズムを整えやすいことです。私はlazy気味なので、保育園に行かない日は8時過ぎまで寝かせてしまったり、午前中パジャマのままで過ごさせてしまったりしていました。。6ヶ月過ぎたころに担任の先生から毎朝7時には起こしてくださいと言われ、その生活をし出したら、ほぼ同じ時間に起きて、昼寝して、夜寝るサイクルが確立されました。あと、保育園に行かない日はお散歩と称して駅ビルをぐるぐるしたりしてましたが、抱っこ紐やベビーカーの中で過ごすのはベビーと言えども窮屈ですよね。かと言って我が家は狭いので、家で思う存分ハイハイできるスペースもなく、出掛けると生活のリズムも掴めないという状況でした。その点、保育園は広いスペースでいろんなおもちゃもあり、毎日決まった時間になると公園までお散歩にも連れ出してくれます。こりゃ保育園のが子供ものびのびですよね。

また、離乳食も今週どこかでこの食材を試してくださいと言ってくれるので、どのタイミングで何を食べさせれば良いか不安になることがありませんでした。そして、何より保育園での昼食メニューは栄養士さんが子供の成長に合わせて献立して作ってくれるので、家の料理が手抜きでも栄養バランスもよく、また様々な食材を食べさせてくれます。お着替えも必ず1日一回はさせてくれ、汗をかけば都度お着替えさせてくれます。夏には水浴びも毎日させてくれました。最初はなぜこんなにもお着替えをするのかと疑問で、まー不潔よりは良いか程度に考えていましたが、保育士試験の勉強で身の回りを清潔に保つ心地よさを感じ、その習慣を少しずつ身に付けるための訓練をしてくれてたんだと学びました。ズボラな私は汚したり汗をかいたりすればお着替えさせてましたが、毎日こまめに着替えさせることはできません、、、このように生活の上でよりよい環境を整えてくれることが保育園に預けるメリットですが、私は何より先生たちとのアタッチメント(愛着形成)が一番良かったと感じています。保育士試験の勉強をする前も息子が保育園に行っても泣かずに機嫌良く過ごしていると感じていたので、息子にとって保育園は良い環境であると感じてはいました。そんな中、保育の心理学という科目でボウルビィの愛着理論を勉強し、まさにこれだと思いました。乳児期の発達には、視覚、聴覚などの感覚や座る、はう、歩くなどの運動機能が著しく発達し、特定の大人との応答的な関わりを通じて、情緒的な絆が形成されるといった特徴があります。ひと昔前は、この特定の大人は母親のみがなり得るとして、3歳までは母親の手元で保育したほうがよいという考えがありましたが、その後の研究で特定の大人は母親以外もなり得ることが明らかになっています。つまりは、毎日応答的・受容的に接してくれる人である保育園の先生もその一人になり得るのです。そして、子供は愛着関係を形成した特定の大人を安全基地として、探索活動をし、経験を増やし、視野を広げていきます。そのため、特定の大人は多ければ多いほど、安全基地が大きくなり、探索活動の範囲も広がるとともに情緒の安定にもつながると考えられます。また、親以外にも自分のことを大切に思ってくれる人がいるということを認識することで自己肯定感が高まるとともに、他人への思いやりの心も育ちやすくなると考えられます。昔はおじいちゃんおばあちゃんが一緒に住んでいたり、近所のおばちゃんも親しく接してくれたりで、保育園に預けなくとも、多くの大人と愛着関係を形成していたのだと想像しますが、今はなかなかそれが難しいですよね。。

ちなみにボウルビィによれば、3ヶ月頃から愛着の形成段階になり、特定の人物を認識し始め、微笑みかけたり、声を発したりすることで相手を自分に引き付けようとし、6ヶ月頃からは明確な愛着段階になり、後追いや人見知りが始まり、養育者を安全基地として少しずつ探索活動をするようになります。

ゆえに、今、いつから保育園に預けるのが良いかと聞かれれば、3ヶ月過ぎた頃、遅くても人見知りが始まる6ヶ月前に預けるのがおすすめと答えます!!なので、先日、区の担当課からアンケートが来たのですが、いつの日か母親の就労の有無に関わらず3ヶ月以降のすべての子供が保育園で養護・教育される環境が整う(預ける時間は各家庭で決めることができる)と良いと考えている旨を回答しました。

補足的な利点としては、発達に応じた遊びも保育園では取り入れてくれています。つい先日、息子達のクラスで絵の具を手につけて紙にスタンプする製作をしたらしく、その時の様子を先生に教えてもらって、息子くんっぽいねーと話してました。このように、毎日毎日の小さな成長を一緒に喜んでくれる人がいるというのは親としてとても嬉しく、心強くもあります。加えて、同じクラスのお友達も小さい時から見てるので、一人一人の成長を我が子の成長と同じように嬉しく思い、息子の送迎の時にみんなに会えるのが楽しみの1つでもあります♫0歳児はどんな仕草も可愛いく癒されます❤︎

保育園に預ける前、保育士の勉強をする前は、保育士さんは大変なお仕事だなーと思ってはいましたが、頭の片隅で母親がやろうと思えばできるお世話をしてくれる人とも考えていた自分が本当に無知で恥ずかしいです。今は尊敬と感謝の念しかありません。保育士も大切な子供達をより良きに導く教育者の一員ですよね。それに見合った報酬となることを切に願います。

さてさて、認可保育園への転園する子で空きが出次第、今の保育園に保育時間の延長をお願いしているので、いよいよ4月から本業に復帰予定です。認可保育園への申請はあえなく待機通知となりました、、今の保育園にはとても満足しているのでしばらくはお世話になろうと思います。とはいえ、今の保育園は2歳児までなので、来年には認可に滑り込まないと。。